浄土真宗の教えとは
800年前、浄土真宗をひらかれた親鸞聖人は何を教えてゆかれたのでしょうか。
「生死の苦海ほとりなし
ひさしくしずめるわれらをば
弥陀弘誓のふねのみぞ
のせてかならずわたしける」(親鸞聖人) |
親鸞聖人は、人間の一生を海にたとえて「生死の苦海」と言われています。
人間に生まれたということは、果てしない海にほうり出されたようなもの。
海には波があり、いや応なしに襲いかかってきます。溺死したくなければ、手足を動かし、泳がねばなりません。

一つの波を乗り越え、やれやれと思う間もなく次の波がやってくる。
受験地獄、就職難、突然の解雇、借金の重荷、隣近所とのいざこざ、家庭や職場での人間関係、病苦、肉親との死別、老後の不安…
人生は苦しみの波が絶えません。
苦しみの波にほんろうされる私たちは、何かにすがらずにおれません。近くの丸太ん棒や板切れ求めて、必死に泳いでいます。
不況の波に負けまいと、会社という丸太ん棒にすがりつきますが、リストラされて潮水のんで苦しむ。健康に突如見放され、病気の波にのみ込まれて嘆く。恋人という板きれに裏切られ、肉親との死別という大波にもまれて泣く。
だれもが苦しみにあえぎつつ生き、最後すべてに捨てられ、独りこの世を去っていく。
「独生独死 独去独来」と、お釈迦さまが説かれている通りであります。
これでは私たちは、何のために生まれてきたのか、生きているのか、なぜ生きねばならないのか分かりません。
苦しみに耐え切れず自殺していく人が、日本だけでも年間三万人を超えています。
“死にたい。でも家族のことを思うと死ねない”
とか、
“今が地獄だけど、死にたくないから仕方なく生きている”
という人を含めたら、一体幾人になるでしょうか。

私たちは決して、苦しむために生まれてきたのでもなければ、生きているのでもないはず。
“人間に生まれてよかった”という本当の幸福になるために生きているのです。
果たして、遠い過去から苦海をさまよい続けてきた私たちに、真の救いはあるのでしょうか。
ただ一つある、と親鸞聖人は明言されています。それは、“弥陀弘誓の船”であると。
弥陀の弘誓とは、
“苦悩の元を断ち切り、永遠の幸福に救う”
と誓われた、弥陀の本願のことです。それは、すべての人を救うという、とてつもなく広い約束ですから、弘誓といわれています。
ほかに救われる道があるなら、「のみ」とは言われません。苦海を渡す大船は、唯一なのです。
ただ弥陀弘誓の船だけが、苦海の人生を明るく楽しく浄土まで渡してくださるのです。
“よくぞ人間に生まれたものぞ”という、安楽無上の人生は、ここに開かれるのです。


『とどろき』誌面の一例 |

マンガもあって読みやすい |

親鸞聖人の生涯が分かる |
浄土真宗には、本当の生きる目的が明らかにされています。
「何のために生まれてきたのか、何のために生きるのか、なぜ、生きねばならないのか」
ともに、親鸞聖人から学ばせていただきましょう。
全文ふりがなつきで字も大きく、読みやすい編集が好評です。
毎回、読み応えのある巻頭特集に、たくさんの喜びの声をいただいております。
連載中の一例をご紹介しましょう。
浄土真宗の勤行で拝読する正信偈をわかりやすく解説している「ことばの宝石 正信偈」。
ほのぼのとした親子の会話から学ぶ「親子で語る仏教講座」。
蓮如上人の御一生を壮大なスケールで描くマンガ「燎原の火の如く」 など、楽しみながら読んで、心が豊かになりる内容です。
「昨年3月に入院しました際、同室の方に勧められて初めて読ませていただき、一気に読み終えました。そして、これは私どもの行く先のことが分かりやすく書かれていて、早速、年間申し込みをしました。
今では届くとすぐに読み終え、また、何回も読んでいます。次号を楽しみにしております。」(滋賀県・81歳女性)
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